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手術後の身体を、どうつなげるか?
リハビリ・コンディショニングサロンわか☆いち、笠松です。
メスを入れた身体は
繋がりにくくなります。
動かない。
刺激を繰り返していくと、
少しずつ動くように
なっていくのですが、
いつも言うように、
力みで繋げないことが大事。
でも、
それを妨げるのが
便利な環境だったりします。
例えば、ベッド柵。
これって、
あると便利なのですが、
身体を動かしにくい人ほど、
力みで引っ張り込みます。
すると、動作ができてしまう。
でも、できてしまうことで
力みでしか動けない
悪い癖が身につきます。
しかも、
一度つくと
なかなかとれない。
歩行器でも、
身体をもたれかける癖がつくと
下肢への荷重のかけ方が
下手になります。
自分が
2日前に
みさせて頂いた方。
退院直後
ベッドからの起き上がり、
寝返りも
バタバタしてて、
一人でなんとかできるけど
危なっかしいレベル。
座ってても、
ベッドだと
後ろに引っ張られる感じがあり、
不安定。
立ち上がりも、
術側には
ほぼ荷重できず介助要。
本日、
介入後
寝返り、起き上がりは、
結構スムーズに可能。
術側への荷重も
結構できるようになり、
立ち上がり、歩行も
見守り〜軽介助でも
可能なレベルに。
やったことは、ゆるめること。
動きのコツを伝えること。
本人の心をサポートすること。
くらいですかね。
たった2日。
まあ、
良くなる時期でもありますが、
筋肉を無理につけなくても
動作レベルが
格段に上がるってことは、
今回のサポートで
より明確に
なりました。
もちろん、
思っている以上に
良くなっている時ほど、
油断から失敗の確率も
上がりやすいので、
そこは
しっかりお伝えしていますが、
人間の思いのチカラは
すごいですね。
既往も色々あり、
その日の調子もあるでしょうが
このまま、
順調に進みますように。