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肩甲骨から羽!?
風鈴の音が涼を運ぶ季節となりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
訪問看護ステーション リハいちの看護師 上原です。
何気ないとある職場での光景と、わかいち整体の笠松院長に施術をして頂いたときの事が重なり、
私の脳裏に、最近読んで心に残った一冊の本が甦ってきました。
今回はその本を簡単に紹介したいと思います。
2014年1月に出版された、著者:原田マハさんの「翔ぶ少女」です。
本の簡単なあらすじは、震災で両親と死別した少女(阿藤丹華)を引き取って育ててくれたのは、
同じく震災で妻を亡くした心療内科医の「ゼロ先生」こと佐元良是朗医師。
少女は倒壊した実家から逃げる時に右足を負傷し、手術後も足を引きずり学校に通っていました。
少女には、好きな人を大事に想う温かな感情が芽生えたときに、肩甲骨が痛くなって腫れあがり、
のちに白い羽が生えてくるという不思議な力を持っていました。
ゼロ先生には、震災がきっかけで絶縁状態になっていた心臓外科医の息子がいます。
心臓病を患っていたゼロ先生が倒れ、本当の父親のように慕っていた少女は、ゼロ先生を助けたい!と強く願います。
ゼロ先生の手術を一度は断られた息子さんに、大切なゼロ先生を救ってもらいたいという想いから、
再び少女の肩甲骨は痛み腫れあがり、肩甲骨から皮膚を破って白い羽が生えてきました。
少女は白い羽を懸命に羽ばたたかせて、息子さんの勤務する当直室まで夜空を翔んでいきゼロ先生の手術をお願いする・・・
というちょっぴり感動するお話です。
先日、事務所で仕事をしていたら、足や肩の凝りから身体が痛いと相談していた看護師が、
理学療法士から身体の力を抜くことが大事という話を聞きながら
即席の体操教室が開催されました。(笑)
私自身も、笠松院長の整体を受け始めて半年くらい経ちますでしょうか・・・。
つい先日の整体で、「肩甲骨が出てきたね。」と言われた私は、
「えっ!羽が生えてくるんですか?」とびっくりして尋ねたのを思い出しました。(*_*;
チーターが歩く姿を想像してみてと言われて、なるほど!と納得。
瞬足のチーターの肩甲骨は、前足を一歩踏む出すたびに、肩甲骨がグリグリ動いているのがわかりますよね。
肩甲骨がよく動くということは、筋肉の凝りが解れて血液循環が改善し、健康増進に繋がっていく一つの指標なんだと
笠松院長に教わりました。
肩の力がうまく抜けている人は、肩甲骨がボコっと浮き出るんですよと。
日頃から力を抜く日常の継続が、健康維持には大切なんだなあ・・・と、
私も身体の力をコントロールできるように精進したいと思った所存でございます。
また、その本には、‘喫茶店もくれん,で働く女性が登場します。
私が大好きでよく行く珈琲屋さんも、和歌山市内のじゃんじゃん横丁にある‘珈琲もくれん,さん。
このお店の名前かぶりも面白いなあと(*^^*)
偶然が重なり記憶に残った本となったのです。
とある日常の一コマですが、一緒に働くスタッフがお互いの仕事を理解する、
そこにはいい人間関係や信頼関係も育まれていく・・・と微笑ましく思った瞬間でした。
ここで垣間見れた様子が、利用者様のお宅でスタッフが提供しているケアなんだろうなあと思い、
利用者様やご家族の笑顔に繋げられていたら幸いです。
夏本番の暑さ到来。オリンピックのように熱い夏を一緒に乗り切りましょう!
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