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今月はこんなことがありました
皆さん、こんにちは。今回のブログを担当させて頂く山城です。
さて、今回は仕事のお話。
普段、僕はケアマネージャーとして、色々な利用者や職種の方々と関わりを持たせて頂いておりますが、日々、人に物事を伝える難しさに勉強中です。
ある事例をひとつ。
その方は、今年の夏に腰部手術を受け、退院。思いのほか姿勢の改善がみられず、苦悩の日々。
11月に主治医に受診した所、術部よりさらに下方へ固定手術が可能であると提案され、思わず「受けさせてもらいます」と即決。
具体的な話はその時点ではなかったが、本人よりその話を伺い相談させて頂きました。
結論として、手術の決断は先になりました。なぜなら、そこにはいくつかの問題点がありました。
①喘息が既往としてあり発作症状は不安定
②夏の手術前に比べ体力低下、四肢の機能低下がある
③生活習慣や普段の動作姿勢に対する意識は維持出来ているか
④更なる手術に対するリスクの考慮
⑤独居生活
です。
医師の提案も間違っていないでしょう。
手術に対しては思い切りや勢いなるものも必要でしょう。
でも、自分の生活環境や身体状況など立ち位置を見誤っては取り返しがつかない事もあります。
その方は、何事にも思い切りが良く気持ちの良い方です。
しかし、人生経験豊富な方でも救いの糸があれば自分を見失ってしまう事もあります。
今回の手術については先延ばしする事に快諾してくれました。
相談の中でたくさんの気付きがありました。
僕は普段から、主に高齢者の方々の相談を聴く機会が多いですが、生活環境や人生の一部を垣間見る事もあり、出来るだけそれらを大事に、
『本人の意識の持ちようの大切さ』
を伝えるようにしています。
すべてが自己解決とはいきませんが、取り組むための第一歩は自分であることをこれからも伝えられたらと思います。