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冬の乾燥に気をつけて
あけましておめでとうございます。
今年最初のブログと担当させていただきます、看護師の西中です。
みなさん、お正月はゆっくり過ごせましたか?
我が家は今年初詣に、伊太祁曽神社に参拝してきました。
伊太祁曽神社には厄難除けのご利益があるといわれている木の俣くぐりがあります。
入口と出口は結構狭いのですが、大人でも四つ這いになるとくぐれるくらいの大きさでした。
今年私は後厄になるので、しっかりくぐって今年一年の健康をお祈りしてきました。
今年も元気に頑張りたいと思います。
さて、去年から度々ニュースになっているインフルエンザですが、12月下旬にはこの時期の過去10年で最も多い感染者数となり、和歌山県も含めて36の都道府県で警報レベルと報道されていました。
私の周囲でもインフルエンザで予定していたイベントが中止になったり、体調不良で年末の帰省を見送ったなどの話を聞きました。
そこで今回は、インフルエンザのようなウイルスや風邪の流行にも関係してくる冬の乾燥についてお話したいと思います。
冬の乾燥が危険な理由として次のようなことがあります。
1、肌トラブル
乾燥すると肌のバリア機能が失われ、ウイルスやアレルギー物質を体内に入れてしまいます。
肌のバリア機能が失われることにより紫外線によりシミやそばかすができやすくなったり、肌荒れやアレルギー疾患が進行しやすくなっていまいます。
2、健康リスク
正常なのどでは、繊毛運動によって、病原体やアレルギー物質を身体の外に押し出すはたらきがあります。
しかし、乾燥した喉では、繊毛運動のパワーが低下し、病原体やアレルギー物質を外に押し出すことができず、身体の奥まで入ってきてしまいます。
3、ウイルス
インフルエンザのようなウイルスの感染経路は主に「飛沫感染」です。
飛沫感染とは、会話や咳、くしゃみをすると、ごく微量な唾液の飛沫が飛び散ります。その飛沫の中に病気の原因となる細菌やウイルスなどの病原体が含まれていた場合、人の気道の粘膜などから体内に侵入し感染することを飛沫感染と言います。
湿度が高い状態だと、多くの唾液の飛沫は地面に落ちてしまうのですが、これが乾燥した環境だと、唾液の飛沫が飛んだ瞬間に乾燥して、サイズが小さく、軽くなります。そうなると地面に落ちずに、ウイルスが空気中に漂い続けてしまうのです。
これが、乾燥する冬にインフルエンザのようなウイルスが広がりやすくなる原因と言われています。
このように、冬の乾燥は健康・美容面ともにデメリットだらけなのです。
乾燥対策として、加湿器はないご家庭もあるかと思いますが、室内で洗濯物を干したり、鍋でお湯を沸かすのも空気の加湿をできるので、理想の湿度である40~60%を保てるように対策を行っていきたいですね。
また、こまめな水分摂取も喉や口腔内の加湿になるので、温かいお茶や白湯などを少しずつ摂取するようにしましょう。
年末年始が終わり、お疲れの方も多いと思いますが、温かいものを飲んでほっと一息つきながら体調に気を付けてお過ごしくださいね。
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