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便秘について
今回のブログを担当させていただきます、看護師の西中です。
朝夕はようやく気温も落ち着き、めっきり過ごしやすくなりましたね。
自宅の周りに田んぼがたくさんあるのですが、以前は青々としていた田んぼの稲も今では収穫前の金色に変化しており、ますます秋を感じられるようになりました。
我が家の子供達(特に長男)はカエルが大好きで、週末は必ずこちらの田んぼへカエル探しに出かけます。
もう慣れたもので親の助けもなく、カエルを見つけては虫かごに入れてを繰り返し毎回10匹近く簡単に捕まえてしまいます。
(カエルはしばらく眺めた後、もとの田んぼにリリースしてもらいます。)
颯爽と走る長男の右手にも、実がカエルがいます。
さて、このカエル大好きボーイについてですが、最近ある悩みが一つ増えました。
それは便秘です。
お盆に肛門から出血したのを機に小児科で調べてもらうと、なんと直腸に大量の便が溜まっていました。
排便は今まで通り毎日~2日に1回は出ており、特に痛がったりもなかったのでびっくりしました。長男はよく食べる子だったので、出る量と作られる便の量が比例していなかったみたいです。
今は内服と食事療法で様子を見ています。便秘は利用者様からも相談を受けることが多いので、今回は便秘についてお話ししたいと思います。
便秘とは、3日以上排便がない状態、または排便があっても便が硬く少量である、排便時に苦痛を感じる、残便感があるなどの状態のことをさします。
便秘の改善について、まず食事や生活習慣を見直すことが大切です。
(1)食物繊維を摂りましょう
食物繊維は便のかさを増やしたり、腸を刺激して動きを活発にし、排便を促す働きがあります。食物繊維をとるのに適した食材は、雑穀・野菜・海藻・果物・芋類・豆類などです。食物繊維をしっかり摂取できるように野菜などは加熱してかさを減らしたりし、効率よく摂取しましょう。
(2)腸内環境を整えましょう
腸内では、乳酸菌などの善玉菌が腸内環境を整えています。善玉菌を含む納豆やヨーグルト、酢や味噌など、発酵食品を日々の食事に取り入れるのがポイントです。また、善玉菌のエサとなる食物繊維と組み合わせて摂ることで、より効果的に腸内環境を整えてくれます。
(3)水分と摂りましょう
こまめに水分ととることで便が柔らかくなり、排便を助けます。起床時にコップ1杯程度の水や白湯を飲むと腸が刺激され、蠕動運動が活発化し排便が期待できると言われています。
(4)1日3食規則正しく食事を摂りましょう
食事量が少ないと、便のかさが減り便秘につながりやすくなります。一日の中でも特に朝食は腸を刺激し、排便習慣をつけるためにも大切です。少量からでいいのでなるべく朝食を摂取するようにしましょう。
(5)運動を習慣化しましょう
体を動かすことは、腸の働きを活発にして便秘の改善に繋がります。ウォーキングやストレッチ、階段の上り下りなど、適度な運動を生活に取り入れられるといいですね。
上記の方法を試しても、すぐに便秘が改善されるわけではありませんが、日常的な予防が大切です。また、便秘をそのままにしておくと、便が長時間腸に留まることで水分がなくなりさらに便が硬くなったり、腸が広がり直腸に便が溜まることに慣れてしまって便秘が悪化する場合もあります。必要に応じてお薬の力を借りることも大切ですので、便秘にお悩みの方は一度かかりつけの先生に相談してみてくださいね。
まだまだ日中は30℃を超える暑い日も続きますので、皆様体調に気をつけてお過ごしくださいね。
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