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風邪の効用
いつもお世話になります。理学療法士の佐野です。
みなさん、風邪に対していい印象持ってますか?持ってないですよね?
むしろ私は風邪に対していい印象を持っています。
それは毒出しだと理解しているからです。
ですので基本的に体調崩しても薬は使いません。
発熱は身体の中の白血球が戦っているサインなのにそれをわざわざ鎮静させるって変やないですか?
私の認識はそうです。
もちろん高齢の方、持病をお持ちの方はきちんと医師の相談してくださいね。
今回「風邪の効用」という本を読みました。
昭和37年に書かれた著書。
現代ではあまり使わない言い回しが所々にみられ、時代を感じることができます。
「風邪の効用」では『風邪は病気ではなく、風邪自体が治療行為である』と説いています。
要は、生活の乱れや環境の乱れにより、
身体の一部にストレスがかかりすぎて異常ができたため、
その異常を治すために「風邪をひく」。
もし風邪をひかなかったら、私たちは、そのまま異常な方向に進んでしまうために
それこそ取り返しがつかないことになってしまいます。
そうならないために、私たちは風邪をひくことで身体をリセットしているのです。
もし、風邪を引けなかったら・・・
身体を酷使し続け、終いには本当に病気になってしまいます。
風邪は悪者でも敵でもないのです。
だからといって、しょっちゅう風邪をひくのがいいわけでなく、
なぜ身体が冷える?酸化する?
免疫が落ちる?
食べ過ぎ?身体を冷やしている?
寝不足?くよくよ悩んでる?
という原因を見つけていくことが大事なのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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