ソーシャルジェットラグにご注意ください。

こんにちは、デイサービスリハいち介護福祉士の西上です。

今回は、先日デイサービス内にて発表を行った勉強会の内容を少しご紹介したいと思います。

皆様は「ソーシャルジェットラグ」という言葉をご存知でしょうか。

私は新聞を読むまで何のことだかさっぱり理解していなかったのですが、初めてその言葉を聞き、理解したうえでハッとさせられることがありましたので実体験と合わせて今回ご紹介したいと思います。

まず、「ジェットラグ」という言葉には聞きなじみがある方もおられるかもしれませんが説明すると、「時差ぼけ」の事です。

そこに、「ソーシャル」がつき訳すと、「社会的時差ぼけ」というのがソーシャルジェットラグの言葉になります。

社会的時差ぼけとは?どんなことがあるの?ですが、ここで皆様に思い返して頂きたいのが「十分眠ったはずなのに眠い」や「起きたくても起きられない」といった体験をしたことはございませんか?

そこにはソーシャルジェットラグが引き起こされているかもしれません。

具体的にソーシャルジェットラグを説明します。

仕事や学校などがある平日の睡眠と、特に制約のない休日の睡眠との差によって引き起こされる、平日と休日の就寝・起床リズムのズレをソーシャル・ジェットラグと呼びます。朝寝坊した休日は太陽の光の刺激を受けるタイミングが遅れ、睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンの分泌が遅れたり、分泌が不十分になります。平日とのズレにより、体内リズムも乱れ、日中眠くなったり、眠りたい時間に眠れなくなってしまいます。また休日の2日間朝寝坊しただけで体内時計が30~45分遅れ、月曜日だけでなく平日の前半は眠気や日中の疲労感、集中力の低下が続くという報告もあります。さらに肥満、糖尿病、うつ病などの健康リスクを高める危険性も指摘されています。

ここまで聞くとぞっとしますよね。

さらには、「いつも勉強を頑張っているから、休日くらいは好きなだけ寝かせてあげたい」。そんな親心も、良い結果につながらなさそうです。ソーシャル・ジェットラグ時間が長い学生ほど、講義を受けたあとに受ける習熟度テストの成績が悪いという関連がみられました。 この他にも、体内時計のリズムに合わせて眠ることが日々のパフォーマンスにどれだけ影響を及ぼすのか、詳細に調べた報告もあります。適切な時間帯から約1時間ずれて眠ることで、就寝前と起床後のどちらのテストの成績も有意に悪くなることが示されたのです。

と記事には書かれてありました。またまた、ぞっとします…

認知機能低下や成績低下にまで影響を及ぼすソーシャルジェットラグ。

では、予防はどうすればいいのか。記事には、予防するポイントとして

・毎日決まった時間に起き、すぐ朝日を浴びる
光によって脳内の体内時計をリセットします。

・毎日朝食を食べる
体の臓器にも朝が来たことを知らせます。特に朝食もたんぱく質(肉、魚、卵などを食べると効果的です。

・適度に運動をする
日中に動くことで寝つきがよくなります。ただし寝る直前の激しい運動は避けましょう。

・寝る前は明るい光を浴びない
蛍光灯やパソコン、スマートフォンなどから強い光を浴びると、メラトニンの分泌が抑制され、脳が覚醒してしまいます。

休日の寝溜めは平日の睡眠不足を補うためについやってしまいがちですが、平日のパフォーマンスの低下を防ぐためにも日頃の生活スタイルを見直してみましょう。

とありました。

新年度がスタートした所なので、私も予防を心がけて日々を過ごしていきたいと思います。

皆様にも心あたりある場合は少し見直してみるきっかけとなれば嬉しいです。


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