サルかに合戦

こんにちは、デイサービス スタッフ〜〜の佐野です。

むかしむかし、柿の種を拾ったサルと、美味しそうなおにぎりを拾ったカニがいました。
サルはカニのおにぎりが欲しくなり、カニにずるい提案をしました。
「カニさん、カニさん、この柿の種をまけば毎年甘くて美味しい実がなる。おにぎりと取り替えてあげようか?」
「サルさん、どうもありがとう」
カニは大喜びで庭に柿の種をまきました。
「早く芽を出せ、柿の種。出さねば、ハサミでちょんぎるぞ。」と言いながら
毎日水をかけ大事に育てました。
夏季のみが美味しく熟す頃にサルがやってきて「代わりに登って取ってやるよ。と」言い、柿の木に上ると自分だけ赤い柿を食べ始めました。
登れず柿の木の下にいるカニには、まだ青くて硬い柿のみを投げつけました。
柿の実を投げつけられた拍子にカニの甲羅が割れ、3匹の子ガニが生まれましたが、母カニは死んでしまいました。
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やがて大きくなった子ガニたちは、母カニの敵討ちをしようと決心し、栗、蜂、牛の糞、臼と一緒にサルの家へ向かいました。
サルが留守の間に、こっそりと離れてサルの帰りを待ちました。
サルが帰ってきて囲炉裏ばたに座ると、隠れていた栗がバーン!と弾けてサルのお尻にぶつかりました。
「あちちちち!!水だ水」と水がめに近づくと、水がめに隠れていた蜂がサルを刺しました。
あわてて外に逃げようとしたサルは、牛の糞に滑って転び、その上から臼がドーン!!と落ちてきて、サルはぺちゃんこになってしまいました。

どうですか?久しぶりに読んで。ズルいことをしたら結局自分に悪いことが返ってくるんですね。

ズルいことをしてその場は凌げる(利益を得る)んですが、後々になって考えてみると結局損をしたり自分を苦しめてしまっていることってないですか?

みんなその時はズルいことをしようと思ってない時もあると思います。深層心理というか、行動の裏(無意識レベル)で「こう思われたい(優しく接して欲しい)」や「いい人と思われたい」というように自分に目的があって行動していると思います。気づいてなくても心の奥底で、その場の状況から逃れたいためになど。

一度腰が痛いと言ったら周りから優しくしてもらえた、家の周りを掃除していたら近所の人からいい奥さんですねと言われたなど・・・。変な意味で成功体験をしてしまうんですね。
その日からその人は腰が痛い人・良い妻を演じなければならなくなるんですね。無意識に。

本当は腰の痛みを取りたいのに、良妻と思われたいわけでもないのに結局余計に腰を悪くしたり、ストレスで自分を苦しめていたりなど。

自分の行動や思考の裏側(癖)を見つめることで自分のストレスや苦しさを解消できるんじゃないでしょうか?

自分でよければ相談にのりますので連絡くださいねー。