今回ブログを担当します。理学療法士の中北です。


今回は「痛みの悪循環」についてお話ししたいと思います。

痛みですが、ケガをすると炎症が起こり、腫脹、熱感、痛みなどが出現します。その場合傷の処置をしたり、冷やしたり、固定したりなどの処置を行うことで1~2週間程度で痛みは落ち着きます。

しかし、ケガがひどい場合や適切な治療が行われていない場合は、痛みが続き、何ヵ月も症状が長引くことがあります。

このように痛みがひどかったり、対処の方法に問題があったりすると、痛みの悪化や慢性化を招く恐れがあります。

痛みが生じると、交感神経が優位になり、呼吸数・心拍数の増加、血圧上昇、筋肉の緊張などの緊急反応が起こります。すると、血流が悪くなり、血液を通して届けられるはずの酸素や栄養が行き渡らなくなるため、組織が酸欠状態に陥ります。

その結果、痛みを生み出す発痛物質が放出され、痛みが増強されてしまいます。その痛みによって、再び交感神経の興奮が起こり、同じ現象を繰り返し「痛みの悪循環」が起こります。「痛みの悪循環」に陥ると、痛みを引き起こした元々の原因がなくなっても、少しの刺激でも痛みを感じやすくなってしまいます。さらに、痛みによるストレスや不安などの心理的要因が加わると、痛みが慢性化する可能性があります。

この「痛みの悪循環」を改善するには、リラックスすることが重要となります。

リラックスすることで副交感神経が優位に働きやすくなり、筋の緊張も抑制しやすくなります。リラックスした状態で身体を動かすと余計な力が抜けやすく、身体にかかる負担も減らすことができます。

リラックスするには深呼吸が効果的です。深呼吸をすると副交感神経が働きやすくなります。身体を動かす前や、運動している時に深呼吸を意識して、全身の力の抜いて運動を行えると身体への負担は少なくなります。

ぜひ1度深呼吸を生活に取り入れてみてください。

また、痛みがある時に湿布を貼る方もいると思いますが、湿布の効果に血管を収縮させ発痛物質の発生をおさえる。という効果があり、血管の収縮→血流が悪くなる→疲労物質や老廃物が蓄積する。という負の流れが出来てしまいます。

痛みは無い方が良いですが、痛みをおさえるために、ずっと湿布を使い続けていると回復の遅れや慢性痛を引き起こしやすいといったデメリットもあります。

最近では血流を良くする湿布もあるので、湿布を使う時は湿布の内容をよく見て使う様にしてみてください。

写真は先日家族で神戸にぶどう狩りに行った時のものです。

気温が高く暑かったですが、ぶどうを自分たちで一生懸命に取って食べていました。

ぶどう狩り以外にも小さな遊園地もあり、ゴーカートに載ったりジェットコースターに乗ったりと子供たちは楽しかったようです。息子は初めてのジェットコースターでしたが、声を出しながらも楽しそうでした。


株式会社Axis Supportではケアマネージャー、介護士、鍼灸師、柔道整復師、PT、OTなど一緒に働いてくれる仲間を募集しています。

興味のある方はお問い合わせください。

友だち追加
リハいちの空き状況やスタッフブログ、健康情報やサロンのお得なクーポンなどを送らせて頂きます。
登録よろしくお願いいたします。